薄毛にまつわる10のウワサ。ウソ・ホントを大検証! Powered by SPA!

「毛深い人は薄毛になりやすい」「祖父が薄毛でなければ、自分も薄くならない」……。そんな頭髪にまつわるウワサを耳にして、一喜一憂したことが誰しも一度はあるだろう。しかし、そのウワサは本当に正しいのだろうか? 親和クリニック新宿の総院長・音田正光氏に、世に流布する毛髪のウワサがウソなのか、それともホントなのかを教えてもらった。

―ワカメなどの海藻を食べると薄毛になりにくい?

→ウソ。偏食ではなく、バランスのいい食生活を!
「ワカメやノリ、昆布といった海藻類には、確かに髪を生成する成分・ミネラルが多く含まれています。ただし、『摂取することで育毛が活発になった』、『薄毛が改善した』という論文は、私が知るかぎり、発表されていません。科学的根拠がないのです。むしろバランスのいい食事をすれば、自然と必要なミネラルも摂れるので、海藻に偏った献立は必要ありません」(音田氏)

―喫煙は薄毛につながる?

→ホント。血流の悪化が薄毛につながる可能性も……
仕事が忙しすぎて、平日は常にデスクワーク、休日も寝て終わるという人も多いのではないだろうか?「1か月間全く運動をしないことがよくある」と答えた薄毛の人は31人もいた。「運動は血流をよくします。もちろん頭皮の毛細血管の動きも活発になるので、日常的に身体を動かしましょう」(古賀氏)。まとまった時間をとってスポーツをするのが難しい人でも、会社帰りに1駅分歩くなど、うっすら汗を掻くくらいの運動が効果的なようだ。

―薄毛は遺伝に関係がある?

→ホント。ただし進行を遅らせることはあり得る
「薄毛が遺伝に関係があるというのは本当です。遺伝的に男性型脱毛症の原因となるDHTへの感受性が強い人が存在するのは事実。ただ複雑な遺伝子の組み合わせによるため、よく言われる『祖父が薄毛だと自分も薄くなる』のような単純な話ではありません。家系的に薄毛の人がいなくても、遺伝子の掛け合わせで、自分の代から薄毛になることも。ただ今は外用薬や内服薬で進行を遅らせることも可能です」(音田氏)

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