同年代でも、薄毛で悩む人と、そうでないフサフサの人がいる。両者の間には、どんな違いがあるのだろうか? そこで、「自分が薄毛だと自覚している」40〜50代の男性100人への調査に基づき、「銀座ソラリアクリニック」特別顧問・古賀祥嗣氏に、薄毛になりやすい生活習慣を教えてもらった。
―脂っこい食事を摂りすぎる
とんかつ、鶏の唐揚げ、背脂たっぷりラーメン。いけないと思ってはいても、ついつい手が伸びてしまうのが男のサガだ。今回のアンケートでも、「脂っこい食事をする」と回答した人は39人。「脂質の多い食事は高脂血症など成人病につながります。血の巡りが悪くなり、育毛に必要な栄養素が毛細血管を通して、頭皮に運ばれにくくなります」(古賀氏)。脂っこい食事は、薄毛にもつながりやすいと言えそうだ。
―運動不足である
仕事が忙しすぎて、平日は常にデスクワーク、休日も寝て終わるという人も多いのではないだろうか? 「1か月間全く運動をしないことがよくある」と答えた薄毛の人は31人もいた。「運動は血流をよくします。もちろん頭皮の毛細血管の動きも活発になるので、日常的に身体を動かしましょう」(古賀氏)。まとまった時間をとってスポーツをするのが難しい人でも、会社帰りに1駅分歩くなど、うっすら汗を掻くくらいの運動が効果的なようだ。